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「女性の方は最初の3分我慢して」 役所広司主演映画『孤狼の血』大阪舞台挨拶

2018-04-27

5月12日(土)公開の映画『孤狼の血』大阪試写会が4月26日(木)梅田ブルク7で行われた。上映前に舞台挨拶が行われ本作のメガホンを取った白石和彌監督、主演を務めた役所広司、共演の松坂桃李が登場。広島を舞台に展開する本作だが、役所が「大阪も本作のような映画が似合う」と呼びかけ、来場者を沸かせた。

『孤狼の血』は柚木裕子の同名小説を『彼女がその名を知らない鳥たち』などで知られる白石和彌監督が映画化したもの。昭和63年の広島を舞台に役所広司演じる暴力団との癒着を噂されるベテラン刑事・大上と松坂桃李演じる新米刑事の日岡が過熱する暴力団の抗争に巻き込まれていく物語。

白石監督本作を製作するにあたり「昨今の日本映画には元気がなく、かつての『東映実録シリーズ』のような映画を現代に蘇らせたい」という思いがあったと語り、役所に会ったときも「元気の出る映画にしたい」と2人で共感し合ったという。役所は「この手のエネルギーに溢れた映画を復活させてみると、元気が出て今の若者達も少し『牙』が生えて漢らしくなるんじゃないか」と話した。監督、役所が昔の日本映画を復活させたいという話とは別の視点で松坂は「こういった作品を数多く作っていた時代があったのか」と新鮮に感じたと語る。続けて「これを機に僕らのような世代ももっと参加できるような環境が増えれば」とこれからの映画界に期待を寄せた。

しかし、そんな元気が出ると語る一方で白石監督は劇場を見渡して少し言いにくそうに「女性の方は最初の3分を我慢して見て下さい」と意味深な発言。「そこさえ乗り切ったら喜んでもらえます」と繰り返す白石監督に、役所は「女性の方でも喜んでくれてるんで大丈夫ですよ、皆さん安心して最初の5分…面白いですよ」と呼びかけ、松坂は「2分延びましたね」とツッコミ観客の笑いを誘った。

暴力的な本作に「ユーモアが散りばめられている」と語る役所。思わずニヤニヤしてしまうシーンがあると話し、それについて松坂は「撮影で監督が一番笑ってる、思わずニヤつくシーンではお客さんとして楽しんでいる」と暴露。役所も「監督の演出意図かもしれないですけど、監督が笑うと共演者もみんなのびのびとしてきたようだった」と振り返った。それに対し白石監督は「色々なところで『役者に嫌なことをさせると笑う監督』って言われてるので、反省してこれからは怖い雰囲気としてシフトチェンジしていく」と自虐的に話し、新たな目標を掲げた。

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